FA機器のバックアップ作業
効率化のヒント
複雑になった製造ラインでは、定期的な改造への対応が難しく、
データ管理の自動化が進まない状態が課題になっています。
この様な課題に対する解決方法について、お伝え致します。
分散したデータ管理の弊害
工場では、常に安定した生産が求められ、停止などは避けなければなりません。万一、異常で工場停止があっても、在庫分が吐き出される前に工場再開をしなければ、多くの企業やユーザーに影響を及ぼしかねません。
工場を停止しない、停止してもすぐに再開できるよう、各社FA機器のデータバックアップを行なっていると思われます。
しかし、製品要件の複雑化や他品種少量生産の流れで、工場に必要な設備は格段に増加しました。
そのため、従来のエクセル管理やツールをまたぐデータの管理では、かなりのリソースがとられてしまいます。
FA機器を導入し、工場の省人化を図っても、データ管理のための保全人材を増員させれば本末転倒でもあります。
データ管理の分散による課題
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データの統合が困難
- バックアップジョブの所要時間が増大
- 作業コストが上がる
- サーバー代やセキュリティ代などかえってシステムコストがかかる
- 取得できている情報を活用しきれない
データ管理見直しのステップ
工場設計前にはFA機器のデータ管理まで、イメージを膨らませ、トータルで設計を考える必要があります。機器の性能などに注力しがちですが、情報システムや保全のチームの動きも含めた設計を行うことが重要になります。
たけびしが、お客様へのサポートの中で、データ管理の見直しを行う際のステップをご紹介します。データの管理・利活用の見直しの際にご活用ください。
- 工場設備のメーカーや設備の用途を整理する
- どこで何をどのように使用しているか、まずは整理してみましょう
- 今とれているデータと、システム構成をリストアップする
- 現在取得できているデータと、そのデータをとるために導入しているシステムを整理します
- 要件定義
- 何を目的に、どんなデータを取るのか、目的や目標を言語化しましょう
- データの取得や活用の優先度も整理しておくと、スムーズです
- 設計
- 目的に合わせて、システムやデータ連携の設計を行います
- 全体を俯瞰しつつ、設備やシステムの知識も必要になるため、外部企業に依頼することも視野に入れると良いでしょう
- 活用システムの決定
- 設計と予算に合わせて、データ連携のためのソフトウェアを決定します
- 要件定義や、実施したいことの優先度が整理されていると、ソフトウェアの選定がしやすくなります
- 導入
データ活用の見直しの際に、考えておきたいポイント
データの連携時には、下記のポイントもおさえて、データ管理ができるようにしておくことをおすすめしています。- プログラムデータの変更管理を一元化する(誰がいつ変更を実施したか、記録する)
- 定期的なプログラムバックアップを行う事で、万が一のデータ紛失を防ぐ
データの一元管理が可能な製品例
MELSECバックアップソフトウェア「MCStoragia」
三菱電機ソフトウェア株式会社
三菱電機製品のMELSEC、インバータ、表示器などのプログラム・パラメータなどを自動バックアップし、一括管理します。
自動スケジュールバックアップによる保全員の負荷軽減、変更点のレポート出力による変更点管理の自動化により、現場でいつ、どこを修正したかが管理でき、保全業務の精度アップ、効率化を図ることができます。
保全業務の精度アップ、効率化を測る
- 自動スケジュールバックアップ
- 変更点のレポート出力
たけびしの設備導入サポート
「MCStoragia」などソフトウェア導入サポート
- お使いの機器構成をヒアリングさせていただき、システム導入範囲を見極めます。
- ソフトウェア単品販売だけでは無く、システムアップ含めたご提案を致します。
生産ラインに最適な設備の検討から、サポートが可能
- 相談、お使いの機器構成のヒアリングや、計画までは無償でサポート
どのような製品が、御社に最適かがわかってからお見積もりをお出しします。
生産ライン設計や工場設備における課題の、最適な解決方法は、企業によってさまざまです。
データの一元管理が、企業課題の最適な解決策ではない場合もございます。
たけびしは産業機器・システムのプロとして、生産ラインの計画の段階から相談をお受けしています。
MELSECバックアップソフトウェア「MCStoragia」の資料請求
MCStoragiaの資料をご用意しております
三菱電機の自動バックアップソフトウェアの
「MCStoragia」の資料をご用意しております。
- ソフトウェアの概要
- 対象機器一覧
- バックアップ機能一覧
- など
データ活用の相談、資料のご説明
データのバックアップ、管理についてのご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
- データのバックアップについて、意見が欲しい
- データ活用について知りたい
- バックアップソフトウェアについて詳しい説明が聞きたい